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空華で見た(8) 信田俊郎展、色の輝き

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空華で見た(7) 伊藤昌美「小さきものたち」展 

目をこらし、耳を澄ます陶の世界
小さきものたちが語りかけてくる

伊藤昌美 陶の世界「小さきものたち」展が
5月27日まで好評開催中です。

サポーター連は4月下旬の日曜日、見てきました。
会場には、オーナー本田の教え子さんの姿も。

小さきものたちの世界は、
さまざまに展開されていました。

人も、子どもも、動物たちも。
伊藤昌美の手にかかると、いきいきと
いのちを謳いはじめます。

まずは作品をご覧ください。
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陶の世界 伊藤昌美回顧展 好評開催中

陶の世界 伊藤昌美回顧展
―静謐なる時の誘いー
7月18日(月・祝)まで開催中

花生け3横s
▲裂き織など味わいのある布が、作品の魅力を引き立てています。

陶芸作家、伊藤昌美

伊藤昌美は1940年、新潟県村上市生まれ。
1963年、新潟大学教育学部芸能科(絵画)卒業。
高校教諭、新潟大学教育学部美術科研究生を経て、
1975年より京都にて故・藤平伸氏に師事、
陶芸作家となりました。

1977年、京展に初入選。
1979年、日展に初入選。
その後、1981年、新潟県展県展賞、
1982年、全関西美術展 一席
1991年、創工会展大賞など、受賞を重ねました。
更紗花生け2s

京展委嘱作家、新潟県展無鑑査。
日展会友、
日工会、創工会、京都工芸美術作家協会会員。
1999年、惜しくもこの世を去りました。
2階展示s
2階2点横s

絵画と陶芸の融合

伊藤昌美の陶芸について、小町谷朝生元東京藝大教授は、
「絵画と工芸とが融合した新しいジャンル。
あと10年生きていられたら、
きっと陶芸界に新たな一分野を築いていたことだろう」
と語っています。
鳥蓋物s

伊藤昌美の師であった故・藤平伸氏は、
「陶の詩人」「詩情の陶芸家」とも呼ばれ、
用途の枠から離れた陶の立体作品で知られます。

伊藤昌美の作品も師と共通し、
「装飾」と言うにはあまりにも豊かな
絵画的世界が展開されています。

長い洋画の研鑽の積み重ねの上に
陶の世界に転身した作家ならでは。
ゆっくりと、作品との対話をお楽しみください。
らくだs

■会 期   2016年6月18日(土)~7月18日(日・祝)

■開 廊   水曜~日曜 10:30am~6:00pm
        (月・火曜は休廊)

■会 場   高崎市寺尾町字大畑2305-253
       ギャラリー空華
   *地図は、本ブログ「ギャラリー紹介」をご覧ください。

■問合せ   Tel.090-4600-7095(本田)
ススキ蓋物s

水滴アイボリーs
4点横並びs

空華で見た(5)松村智恵子ダンス at吉村浩美展

松村智恵子ダンス at 吉村浩美展に見た
上州文化の底力

2016年ももう半年を過ぎましたが、
昨年11月、ギャラリー空華で行われたオープニングイベントについて、
遅ればせながら書かせていただきます。
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作品と対話しながら踊る

11月8日、その日はギャラリー空華の開設1周年記念、
吉村浩美さんの乾漆彫刻展のオープニングの日でした。

舞踊家の松村智恵子さんが、二回、会場で踊る予定になっていました。
ベランダから登場する、と聞いていたのですが、
あいにく朝からこぬか雨が。

しかし。
晴れ間ののぞいたとき、期待して待つ観客の前に、
ベランダの右端から、松村さんの「踊る足」が登場したのです。
足を見ただけで違いがわかる、まぎれもない舞踏家の足でした。
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吉村浩美さんの作品「そらまめ」を手に持ち、
作品の間を踊りながら動いていく松村さん。

作品と、そして作品の置かれた空間と対話しながら
空間の意味を変えていくようなその動きは、
さながら生きる彫刻のようでした。
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大野一雄の孫弟子

終了後にお話をお聞きしました。
前橋市出身、中之沢美術館など県内の文化施設を舞台に、
絵画や彫刻とのコラボレーションも多い松村さん。

こうしたスタイルのダンスを始めたきっかけは?
とお聞きすると、なんと、高校の先生に舞踏を学んだことから、
というのです。

高校時代、山口直永先生が指導するダンス部で、
即興で踊るダンスを学んだそうです。
そして、その山口先生は、なんと、日本を代表する舞踏家、
大野一雄さんの弟子のひとりなのだそうです。
いわば松村さんは、大野一雄の孫弟子といってもいいわけです。
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大野一雄さんは、戦前に東京で体育教師としてモダンダンスを学び、
太平洋戦争に従軍し生還。
戦後は創作ダンスの公演活動を行い、
1950年代~60年代より、土方巽とともに
日本的な身体表現による「舞踏」を開拓。
80年代からはヨーロッパなど海外での評価が高まり、
国際的に公演活動を行いました。

高齢になっても自らの身体を限界まで生かして踊り続け、
多くの後進を指導。
2002年、越後妻有で行われた第二回大地の芸術祭では、
生け花作家、中川幸夫さんとのプロジェクト「花狂」で、
座ったまま花を降らせるというパフォーマンスを行ったことが
今も多くの人の記憶に残っています。

大野さんは2010年に103歳で亡くなりましたが、
その踊りの精神が、松村さんの踊りに継承されていると思うと、
感慨深いものがあります。

高校のダンス部で、舞踏を学んだ松村さん。
その松村さんに表現の場を用意するアーティストたちや、施設の皆さん。
そうした地域の輪の広がりが、日本独自のアートフォームである
BUTOH―舞踏―の流れを絶やさずに生かし続けているのですね。
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空間に助けられた

ギャラリー空華で踊って、いかがでしたか?
とお尋ねすると、松村さんは、
「作品とともに、空間に助けられた部分もありますね」とのこと。

小さな玄関を入ると、吹き抜け空間が思わぬ広さを感じさせる
このギャラリーで、
踊りが創造される瞬間を見ることができたのは、
とても刺激的な体験でした。
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参考リンク
松村智恵子さんのサイト
http://www.odoruhitono1.com/
大野一雄公式webサイト
http://kazuoohnodancestudio.com/

空華で見た(4) 飯岡千江子の版画の世界

飯岡千江子さんの版画展
好評開催中です


2月6日まで、高崎市在住の版画家、
飯岡千江子さんの作品展を開催しています。

ギャラリーに『上毛新聞』の取材があり、
1月20日、次のような記事が載りました。

  草花や木の種、小動物をモチーフにした作品が、
  2階まで続く壁面に飾られている。
  緻密に描かれたモノトーンのペン画は静かな時の流れを感じさせ、
  メルヘンチックに彩った色鉛筆画も目を引く。
   …(略)…
  ギャラリーの大きな窓から、観音山丘陵の豊かな自然を眺めることができ、
  飯岡さんは「作品と自然が融合する雰囲気も楽しんでほしい」と語る。


▼ずらりと作品が並ぶ会場風景。
(右側のペンギンは前回開催した吉村浩美さんの作品)
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▼室内に飾るとどんな感じになるのかわかる展示。
作品を引き立てる額装も魅力です。
DSCN1754 (2)s

以下、ギャラリーオーナーからのレポートです。

不思議な夢のような世界

蛇が四角く渦のように回転し、
中央に頭がきて行き場を失っている作品のタイトルは、「迷惑」。

絵のモチーフは植物や種、動物、鳥が多いのですが、
単なる写実とは異なり、不思議な夢のような世界観が表われています。

▼壁の作品は「陽光」。ポストカードも販売しています。
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技法の違いも味わって

ペン画の作品は近作で、
八つ切りから大作のパネルに仕立てたものまで20点程あり、圧巻です。

ペン画のそばに銅版画が展示してあるので、表現方法の違いが、
黒の色でよくわかります。
(ペンの描写は、0.1ミリ以下のロットリングで描かれています。)

色鉛筆画は、絵本の仕事のため、ペンで絵を仕上げて、
色鉛筆で色を施したもの。
色鉛筆はアメリカ製のパラフィンが含まれたものだそうです。

こんな技法の違いを間近に見られることも楽しみですね。
印刷物では伝わらない版画の質感を、ぜひ直接見て、お楽しみください。

なお、絵本も販売しています。
小品はお求めやすい値段になっています(8000円ぐらい)。
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