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1月の展覧会のお知らせ

1月16日~2月6日
版画家の飯岡千江子さん、県内で初の個展


新年が明けた2016年1月16日から、
飯岡千江子さんの展覧会を開催します。

飯岡さんは高崎市在住の版画家。
ドライポイントなどの銅版画やペン画、色鉛筆画で、
独自の世界を表現し続けています。

▼『月の周遊』
01 月の周遊

数々の版画展で入選を重ね、
その作品は、絵本の世界でもよく知られています。
花や植物、自然や生き物たちをモチーフにしたファンタジー世界には、
多くのファンがいます。

▼『森の夢』
07 森の夢

渋川市の中村保育園の壁を飾る、楽しいメタルの壁画も、
飯岡さんの作品です。

一方、飯岡さんには、中原中也の詩世界を表現した
モノクロームの版画のシリーズもあります。
詳しくは、下記、飯岡さんのサイトでご覧ください。

飯岡千江子オフィシャルサイト

▼『黄八丈の種子箱』
飯岡千江子 「黄八丈の種子箱」 pen 139x139mm 

いつもは東京や名古屋で展覧会を行うことが多い飯岡さん。
今回は、群馬県内では初の個展になります。

作品は銅版画、ペン画、色鉛筆画、絵本の原画も含め40点ほど。
飯岡さんの作品を見ることができる、またとないチャンスです。
ポストカードも多数取り揃えていますので、
ぜひお越しください。

■会 期   2016年1月16日(土)~2月6日(土)

■開 廊   水曜~日曜 10:30am~6:00pm
         (月・火曜は休廊)

■作家在廊  日曜日ほか、お問合せください。
           Tel.090-4600-7095(本田)

■会 場   高崎市寺尾町字大畑2305-253
         ギャラリー空華


▼『眠り』
05 眠り

▼『ゆりかご』
06 ゆりかご

▼『TAROT』
12-2 TAROT
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空華で見た(2) 吉村浩美展 おと ‐murmur‐

ギャラリー空華のオープン1周年を記念し、
11月8日から29日まで、乾漆彫刻作家、吉村浩美さんの展覧会が開かれました。
会場には、吉村さんの作品が立体的に配置され、
壁にはレリーフが並べられました。

作品点数は43点。さらに、吉村さん作の漆や金箔を使ったアクセサリー、
作品集、ポストカードなどが展示販売されました。

▼会場風景
会場S


内側からふくらむもの

これまで県内外で、数多くの企画展やグループ展に出品してきた吉村さん。
今回の個展に出品された作品は、10月にNYのAGギャラリーで開かれた
個展に出品されたものをもとに構成されました。

乾漆という技法で制作された作品は、
どれもが不思議なあたたかみと静けさをたたえていました。

花はあたかも今朝、開いたように。
生き物はいま、生きているように。
人は、思いを秘めて息づいているように。
その造形は、見る人の気持ちをどこまでも吸い取ってくれるようです。

吉村さんが2012年から制作しているペンギンの連作を見てみましょう。

ペンギン全3S

どうです。
ほっ、ほっ、と、歩を進めるペンギンの姿は、
今にも動き出しそう……というか、動いてる!

▼思わず「今日はどう?」と声をかけたくなってしまいます
ペンギンテーブルS


そして、見ているとペンギンのもつ体温や、
ふかふかした肌ざわりまで感じられるのは、なぜなのでしょう?
それは乾漆という技法のなせる業なのかもしれません。

乾漆彫刻は、粘土でつくった塑像に、
小麦粉を混ぜた漆液(麦漆)を染み込ませた麻布を張り付けて
形を作っていきます。
その後、塑像の中の粘土をかき出し、
木組で内部を補強して、張子の像にします。
その表面を、こんどは麦漆に木粉を混ぜた木屎漆(こくそううるし)
という素形材で造形し、研ぎ、修正しながら、
細かい形を仕上げます。

このように、外側から削っていく木彫や石彫とは違い、
手作業で形をふくらませていく技法なのです。
その表面には、吉村さんの手仕事の跡があります。

作品は、木でもなく土でもないのですが、
まぎれもない自然素材の質感。
最後に漆を塗って、色を調整します。
ペンギンの体の色の違いは、こうして作られているのです。

▼ふっくらした小鳥たち
ハト2羽タテ
ハト手に



最初は野菜を彫刻にした

吉村浩美さんは高校卒業後、会社勤めをしながら
美大の通信教育で彫刻を学びました。
スクーリングで彫刻をしたときの充実感が忘れられず、
地元で彫刻を学び、その後、東京学芸大学に入学。
30歳で卒業したがんばり屋さんです。

さらに東京芸術大学の大学院に入り、
文化財保存学の課程で脱乾漆彫刻を学びました。
そんな吉村さんの創作を突き動かしたのは、
「生きる意味」だったそうです。
文化財である天平彫刻に触れていくなかで、
「仏像の要素をもつ作品」を作りたいと考えました。

そこで、吉村さんが最初に取り組んだのは、
なんと、野菜の彫刻でした。
実家の周りに身近にある下仁田ねぎが、
種から発芽して、ねぎとなり、つぼみをもって花開く、
それぞれのプロセスを、そのまま乾漆彫刻にしたのです。
タケノコやふきのとうも作りました。
そして、前橋で最初の個展を開きました。

個展で野菜の乾漆彫刻を見たお客さんからは、
「こんな素材は見たことがない」
「野菜なのに仏像を感じさせる」
という感想が寄せられたそうです。

植物も命あるものなんですね。
ここから吉村さんの彫刻世界が広がっていきます。(続く)

▼レリーフ「sharing -grape-Ⅲ」
ぶどう
▼ベランダ側に並んだ小鳥と空豆の作品
ベランダ展示
▼2階ロフトスペースの展示 壁にはレリーフ作品が
2F.jpg
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